2024.03.25
コンソーシアム

「SMARTCITY × TOKYO-2024 SPRING MEETING-」にて「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム」 の2023年度成果報告を実施しました

 2024年2月7日(水)に、「SMARTCITY × TOKYO-2024 SPRING MEETING-(以下X Tokyoという。)」にて、「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム(以下「コンソーシアム」という。)」の成果報告を実施しました。

 コンソーシアムは、産官学の多様な主体の連携のもと、西新宿のスマートシティ化に向けた幅広い取組を推進していくことを目的に、2022年9月に発足しました。コンソーシアムには、複数の会員が共通のテーマのもと活動する分科会が存在し、スマートサービスの実装を目指した活動が推進されています。
 今回のX Tokyoでの成果報告では、各分科会の代表団体が登壇し、それぞれの分科会の取組成果と今後の活動計画について報告を行いました。
 当日のアーカイブ映像はこちら/からご覧いただけます。

X Tokyo開催概要

日時:2024年2月7日(水)13:00~16:30

場所:SusHi Tech Square 2階 Tokyo Innovation Base/オンライン

報告分科会

  •  ・大成建設株式会社「都市サービスの創出と実装を実現するデジタルツイン分科会」
  •  ・小田急電鉄株式会社「地域の魅力向上に向けたXRの都市実装検討分科会」
  •  ・ジョルダン株式会社「地域の認知度向上・事業参画を促進するデータ連携プラットフォーム分科会」
  •  ・川崎重工業株式会社・NTTコミュニケーションズ株式会社「新たな都市物流を実現する自動配送分科会」
  •  ・モーションリブ株式会社「感触制御技術を活用した社会課題の解決手段の検討分科会」
  •  ・株式会社Octa Robotics「建物のロボットフレンドリー化を活用した新たなワークスタイル検討分科会」
  •  ・大日本印刷株式会社「先端技術を活用したユニバーサルコミュニケーション分科会」
  •  ・桜美林大学「AIを活用した「居心地」測定分科会」

成果報告の様子

 冒頭では、東京都スマートシティ推進担当 富森氏よりコンソーシアム概要説明を行いました。

分科会

① 都市サービスの創出と実装を実現するデジタルツイン分科会
 登壇者:大成建設株式会社 村上拓也 氏

 エリアを絞り、オープンデータ等をうまく組み合わせることで実現した精緻な都市モデルと自社で培ったまちづくりのノウハウ・エリアマネジメント活動で得た知見から付加した実用的な機能を元に、まちづくりを主導するプレイヤーが用いる合意形成・意思決定ツールの実装を目指しています。また、次年度は人流データ・整備範囲の拡充、エンタメ要素等の追加を行っていくことを発表しました。

② 地域の魅力向上に向けたXRの都市実装検討分科会
 登壇者:小田急電鉄株式会社 彦坂健 氏

 「現実空間」にデジタルの網を張り巡らせ、「現実空間」と「デジタル空間」を融合(X Reality)させることで新たな体験価値を創出する都市実装の将来像を示し、拠点施設運営や産学連携プログラム等の2023年度の取組内容や、モノ×XR、観光×ARなどのtoC向けサービス、webARやXR広告などのtoB向けサービスを次年度に取り組むと発表しました。

③ 地域の認知度向上・事業参画を促進するデータ連携プラットフォーム分科会
 登壇者:ジョルダン株式会社 岡田円 氏

 自社アプリ「乗換案内」の西新宿モードを中心とする他社サービスの連携ハブを構築し、地域の魅力発信を目指す都市実装の将来像を示しました。2023年度の取組成果として新宿エリアの飲食店・イベント情報、マイクロモビリティサービスの提供等の追加、ユーザーによる情報投稿機能の実装について、2024年度の取組予定としてチケット基盤×QRプラットフォームの連携による可変系・企画周遊パスポートの実装を発表しました。

④ 新たな都市物流を実現する自動配送分科会
 登壇者:川崎重工業株式会社 長谷川喜彦 氏

 西新宿に生活している人が、『いつでも』『誰でも』自動配送サービスを利用できる街を目指し、2023年度に実施した「東京医科大学病院での院内配送サービス」と「西新宿エリアの公道を中心とした屋外配送サービス」の検証について説明し、加えて2024年度に実施するより高度なサービス検証の計画を発表しました。

⑤ 感触制御技術を活用した社会課題の解決手段の検討分科会
 登壇者:モーションリブ株式会社 緒方仁是 氏

 感触制御技術「リアルハプティクス」が様々な社会課題を解決する将来像を目指し、遠隔操作ロボットを用いた障がい者雇用機会拡大、普段触れない動物の感触が分かる感触動物園の2つのプロジェクトの進捗状況を説明しました。また、2024年度は障がい者の雇用機会拡大に向けては遠隔カフェの実証イベント、感触動物園の実現に向けてはイベント開催を行うことを発表しました。

⑥ 建物のロボットフレンドリー化を活用した新たなワークスタイル検討分科会
 登壇者:株式会社Octa Robotics 前川幸士 氏

 既設エレベータとサービスロボットを安価かつ簡易に連携可能とするシステム開発と、ロボットを活用した事業蓋然性の検証を通じ、ロボットフレンドリーな社会を実現していく将来像を説明しました。2023年度の東芝エレベータおよび複合型サービスロボット「Toritoss」とのLCI連携や費用対効果のシミュレーションの取組のほか、2024年度における西新宿への実装想定について発表しました。

⑦ 先端技術を活用したユニバーサルコミュニケーション分科会
 登壇者:大日本印刷株式会社 伊藤正樹 氏

 障がいや国籍を超えて誰もが同じように体験を共有できる社会を実現することを示し、会話内容や環境音を字幕表示するスマートグラスの開発・ビジネス展開に向けた2023年度の進捗状況を報告しました。2024年度は体験価値向上施策・ニーズ評価を目的に様々な体験会を実施すること、事業者側のニーズを調査しビジネス化につなげていくことを発表しました。

⑧ AIを活用した「居心地」測定分科会
 登壇者:桜美林大学 山口有次 氏

 大学がリーダーを務めている分科会の特徴を活かし、大学授業と学生コンサルによる実装・ビジネス化を目指していく方向性を発表した。2023年度は新宿中央公園における笑顔データ調査や気象センサーによる影響因子データ収集等を行ったこと、2024年度は同種施設間での比較や3Dシミュレータの検討などを行うとともに、様々な状況にある被験者の判別・予測を行っていく予定であることを発表しました。

関連HP

X Tokyo HP
URL:https://www.smart-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/meeting/smartcityxtokyo_sct2024spring_report/