デジタル社会人材育成プログラム「アイディアコンテスト」の二次審査会が行われ、最優秀賞が決定しました!
デジタル社会人材育成プログラムの一環として、西新宿の社会課題解決に取り組むアイディアコンテストを開催致しました。
11月13日(日)に開催されたアイディアコンテストの一次審査会を通過した計5チームが決勝へ進み、2月19日(日)に二次審査会を行いました。
二次審査に進出した5チームはそれぞれのアイディアとプロトタイプの発表を行い、計7名の審査員とオブザーバによる投票で、最優秀賞が決定しました!
これまでの流れ
8月下旬:デジタル講座の開催
2022年10月28日(金):アイディアコンテスト応募締め切り
2022年11月13日(日):アイディアコンテスト一次審査
~アイディアの詳細検討・プロトタイプ製作~
2023年 2 月19日(日):アイディアコンテスト二次審査
二次審査会概要
■開催概要
日時:2023年2月19日(日) 13:00~17:00
場所:都民ホール
■審査員
東京都 副知事 宮坂学
一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事 関治之氏
株式会社 Kind Capital 代表取締役 鈴木絵里子氏
一般社団法人 新宿副都心エリア 環境改善委員会 技術担当理事 小林洋平氏
千葉工業大学先進工学部 知能メディア工学科 教授 安藤昌也氏
WAmazing 株式会社 代表取締役 CEO 加藤史子氏
東京工業大学環境・社会理工学院特任講師・ワイクル株式会社 代表取締役 角征典氏
【発表の様子】
グループ1:エヌセクサーズ「N-SEC」
地域の魅力を創出することを目的として、エレベーター内の滞在時間を有効活用すべく、エレベーター内にデジタル掲示板を設置し西新宿の地域情報を載せることで利用者に西新宿の魅力を発信するアイディアを発表しました。
プロトタイプでは、エレベーターに投影されるサイネージの画面イメージなどを動画で表現しました。
グループ2:ひよこ組「「とうきょう子育てスイッチ」アプリをもっと便利に」
移動環境の改善を目的として、東京都の公式アプリ「とうきょう子育てスイッチ」において、必要かつ正確な情報をたくさん掲載できるように既存アプリを改善し、子育て家庭の外出時・緊急時の検索にかかる時間や手間を減らす育児をサポートするアイディアを発表しました。
プロトタイプでは、アプリの機能を追加し、より見やすく便利な仕様にしました。
グループ3:6(シックス)「UnivSix」
認知度向上・地域への参画を促すことを目的として、人との交流を望む学生に対し、アプリを通じて新たなコミュニティに加わり、リアルで会えるような友人ができる学生専用ソーシャルネットワークサービスについてのアイディアの発表をしました。
プロトタイプでは、アプリを作成し、交流を深める工夫を凝らした機能を搭載しました。
グループ4:patapata「ARでトリップin西新宿」
地域の魅力を創出することを目的として、新宿中央公園に来た親子に、AR技術を通じて園内の豊かな自然の中に拡張現実世界の鳥を表現し、AR版バードウォッチングの体験を提供するアイディアを発表しました。
プロトタイプでは、アプリの画面イメージを作成し、親子を魅了するデザインと機能の工夫を紹介しました。
グループ5:西新宿猫島化計画実行委員会「西新宿猫島化計画」
地域の魅力を創出することを目的として、AR空間上に配置した猫に西新宿の魅力的なスポットを案内させることで、西新宿に来た人が、猫に癒されながら目的地にまでたどり着けるアイディアを発表しました。
プロトタイプでは、AR機能を搭載したアプリの画面イメージを作成し、猫が道案内をする様子などを表現しました。
【審査員からの質疑・フィードバックの様子】
学生のアイディアやプロトタイプの発表に対し、計7名の審査員により行政・企業・アカデミアといった様々な視点から、質疑やフィードバックを頂戴しました。
<審査員からのコメント>※一部抜粋
- ・プロトタイプの出来が素晴らしかった。
- ・実際にリサーチしたことに基づく提案であった点が良かった。
- ・ユーザが継続して使用したいと思えるかは要検証であると感じた。
【結果発表・表彰】
二次審査に進出した計5チームの内、優秀賞を勝ち取ったのは、
学生ならではの視点で、西新宿における学生の交流を生むソーシャルネットワークサービスを提案した「チーム6(シックス)」でした!
チームメンバー:
早稲田大学 鳥山 蓮さん
筑波技術大学 山元 颯斗さん
筑波技術大学 春山 理菜さん
チーム6(シックス)の3名には、宮坂副知事よりトロフィーが贈呈されました。
今後もアプリの開発に継続的に取り組んでいくとのことで、これからのご活躍がとても楽しみです。
【おわりに】
二次審査会発表後、学生間での振り返りや感想共有を行う中で、
「アイディアの検討やプロトタイプ製作の中で、苦労した点もたくさんあったが、
チームのメンバーとそれぞれの強みを活かして協力することで成し遂げることができた」といった声が挙がりました。
1人1人がデジタル技術と社会課題解決のマインドを習得しつつ、チーム力を磨いてきた4か月間であったかと思います。
学生の皆様、本当にお疲れ様でした!